2015年1月29日

参議院銀 山本順三様

安保法制(戦争法)の廃止を求める愛媛の会

安全保障関連法に関する公開質問へのご回答のお願い

 日頃より、愛媛県民及び日本国民の代表としてのご尽力ありがとうございます。  私たちは、9月19日に強行採決された安全保障関連法(以下「安保法制」という)の廃止を求める学者・弁護士・市民の有志いにょり結成された、「安保法制(戦争法)の廃止を求める愛媛の会」です。
 私たちは、多くの国民や元最高裁判所長官をはじめとする多数の専門家の反対の声を無視し、衆参両院における論理無用の開き直りの答弁を繰り返したあげく、参議院特別委員会における「だまし討ち」と「人間かまくち」といった、前代未聞の暴力採決の末に制定された安保法制に対して、大きな憤りと懸念を感じています。国民に対する説明が不足していることは、安保法制の通過直後に、安倍晋三首相自身が国民への丁寧な説明が必要であると発言した事実からも明らかです。
 そこで、下記の通り、公開質問状の形式を取らせていただき、参議院における安保法制特別委員会の委員として、先頭に立って安保法制の制定に邁進された山本議員のご認識を伺い、安保法制や国の安全保障のあり方について考える契機とさせていただきたいと考えております。ご多忙の中恐縮ですが、2016年2月15日(月)17:00までにご回答をお寄せください。
 なお、ご回答結果についてマスコミやインターネットで公表させていただきます。
 大変お手数をおかけいたしますが、国の命運を決する重要法制であることに鑑み、安倍首相が約束された「国民への丁寧な説明」の一環という意味においても、何卒ご協力いただければと存じます。よろしくお願いいたします。

  1. 安保法制になぜ賛成されたのでしょうか。
  2. 安保法制の制定により、自衛隊員が海外で殺し殺されるリスクが高まったことが懸念されますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。
  3. 安保法制に対して、9割以上の憲法学者から、違憲であるという指摘がありますが、憲法第99条に定められた国会議員の憲法擁護義務を尽くしたとお考えでしょうか。もし憲法擁護義務を尽くしたとお考えであれば、その根拠を示してください。
  4. 9月17日の参議院安保法制特別委員会における、「発言も聞き取れない中での暴力採決は無効である」という指摘について、どのようにお考えでしょうか。また、議事録の事後的な改竄について、どのようにお考えでしょうか。
  5. 立憲主義に反するとの指摘にどのようにお考えでしょうか。

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